帛紗ばさみ(ふくさばさみ)とは?

帛紗ばさみ(ふくさばさみ)とは?
2023年8月26日 MELETY

茶会に出席する際、最低限必要なものは流派によって異なりますが、最低限の持ち物として「帛紗ばさみ」は必須アイテムでしょう。帛紗ばさみは、茶道の稽古や茶席で持っている小物を一つにまとめて収納するための袋のことです。茶道具以外に化粧用品やチケットなどを入れてポーチ代わりとして使うこともできます。

ふくさばさみの選び方♪失敗しないためのポイントをご紹介!

ふくさばさみって意外と選び方のコツがあるんです。
お気に入りの一点を見つけるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

まず大切なのは、性別によってサイズが違うってことをしっかり覚えておくこと!
男性用は懐紙や扇子が大きめなので、ふくさばさみもそれに合わせてゆったりサイズなんです。

女性用はコンパクトでかわいいサイズ感になっているので、持ち運びもラクチンです。
カラーも男女でかなり違いがあって、男性用は青や紫などの落ち着いた色合いが定番です。

女性用はかわいらしい赤やピンクなど、パッと目を引くような明るいカラーがたくさん揃っています。
商品にはちゃんと「男性用」「女性用」って書いてあるので、チェックしてみてくださいね。

お茶会で使うときは、好きなデザインを選んでOKなんです。
普段使いなら、お気に入りの柄やトレンドデザインを思いきり楽しんじゃいましょう♪

お祝い事のときも、明るくてかわいいデザインで問題なし!
でも、お葬式などでは、やっぱり黒を基調としたシックなコーディネートがマナーです。

派手な色使いの小物は、そういう場では浮いてしまうかもしれないので要注意。
だから、普段使いのかわいいものとは別に、落ち着いた色のものも1つ持っておくと安心です。

形状

帛紗挟みは比較的小ぶりの物を指し、三つ折り・つづれ・二つ折りなどに分類されますが、いずれも用途は同じです。男性用がやや大ぶりで寒色系、女性用がやや小ぶりで暖色系などの違いはあるとされていますが、形や使い方の違いはほとんど差異はありません。

 

入れる中身

帛紗には一体どんなものを入れるのでしょうか?以下茶道で使用するものを中心にご紹介します!

1.懐紙

懐に入れて携帯するための小ぶりで二つ折りの和紙のことです。今では食べ物を美しく見せるための装飾として昔は葉っぱをお皿の上に乗せてその上に食べ物をおいていたそうです。懐紙は文字通りで懐にしのばせておく紙のことです。茶道以外にもハンカチ、ティッシュ、メモ帳など、その用途はとても幅広いものなのです。

 

2.菓子切り

お菓子をいただく際の、食べる大きさに切るための道具です。美しい和菓子切りは和菓子の他にもフルーツやオードブルなどにもおすすめ!使い方次第で上品な印象に。

 

3.扇子

茶道で使う扇子には、挨拶などで使用されます。昔から扇子はあおぐ役割だけでなく、儀礼やコミュニケーションの道具としても活用されてました。和歌を書いて贈る、花を載せて贈ったりしています。扇子を携える場合は、左の腰に差します。
 

4.ふくさ

茶道具で最もよく使う道具が帛紗です。茶器やお道具を清浄にするあらわれでもあるため、常にきれいな状態で使用するものです。

 

オススメの帛紗ばさみ

■CHATOWA 帛紗ばさみ 三ツ折 交織

©︎CHATOWA


1,800円(税込)
お値段も手頃で使いやすい可愛らしいデザインの帛紗ばさみです。

 

■Creema 袱紗ばさみ インポート生地使用

©︎Creema


 

茶道上級者の要望を受けて制作された、袱紗1/4サイズで仕舞えるWANOKAオリジナル袱紗ばさみ。
人気のモノトーンドット✖️薄桃色の蛇腹カラータイプ!

帛紗はさみは、価格も比較的安価で2~3000円くらいの価格帯なので、ご自身の好みのものを用意してお茶会に参加されるのがいいでしょう。