祥雲寺 | 東京広尾にある静寂な庭園と茶室のある場所

祥雲寺 | 東京広尾にある静寂な庭園と茶室のある場所
2019年1月7日 MELETY

祥雲寺は、1945年の東京大空襲の戦火から逃れた本堂と史跡山門が残っている文化的にも歴史的にも大変貴重なお寺です。
山門をくぐれば静寂な空気と江戸の歴史に出会うことができます。

祥雲寺の歴史

祥雲寺は、大本山が特賜興禅大燈国師開山の京都紫野大徳寺になります。
当時の筑前福岡城主である黒田忠之が、父親である長政公の冥福を祈るために、赤坂溜池の邸内に一寺を建立し、長政の法名・興雲をとって龍谷山興雲寺と号し、龍岳和尚を請じて開山としたのが、当山の起立です。その後寛永6年(1629)に瑞泉山祥雲寺と称し、さらに寛永8年(1631)には現在の場所に移動しました。

こちらのお寺は江戸時代を通じて、登城して将軍に単独で謁見することと乗興を許されたお寺で、徳川幕府との関係も深く、歴代将軍の立ち寄ることも多かったそうです。本尊は釈迦牟尼仏で境内は6,000坪。末寺には現在8寺あります。

境内にはいくつもの見所があります

・山門
・祥雲寺境内入口
・黒田長政公の墓所
・本堂、書院
・茶室
・祥雲寺全景

きになる茶室ですが、祥雲寺には洞明庵・済北庵・春宵軒・半隠軒・無功庵・棲玄庵・真常などの茶室があります。

祥雲寺は大徳寺派に属し、茶の湯文化とも縁が深く、日本の文化に多大な影響を与え続けてきた寺院です。貴族や大名だけではなく、商人や文化人の信仰をも集め、特に、わび茶を創始した村田珠光が一休宗純に帰依した頃から、大徳寺は茶の湯の世界とも縁が深くなり、多くの茶人(千利休、小堀遠州ら)とも縁が深くなっていました。

ぜひ茶室を利用したいものですね

歴史もあり、文化的価値もある当寺院を、茶室や、それ以外の見学やお散歩などで気軽に訪れてみてくださいね♪
池袋にも祥雲寺というお寺がありますが、こちらと間違えないようにしましょう!

内容

詳細

住所

〒150-0012 東京都渋谷区広尾5丁目1-21

電話

03-3400-6526

本尊

釈迦如来

宗派

臨済宗大徳寺派

 

参照:祥雲寺公式サイト