抹茶の定義、26年ぶり改定…製法具体的に明記(読売新聞)

抹茶の定義、26年ぶり改定…製法具体的に明記(読売新聞)
2017年5月29日 MELETY

日本茶の業界団体である「日本茶業中央会」は6月、抹茶の定義を26年ぶりに改定し、素材や製法を明確にするそうです。
海外では日本食ブームとともに、抹茶の人気も高まっており、厳格な基準を作り、国産抹茶のブランド力を高める狙いがあるとのことです。

同会の定義は業界基準で強制力はありませんが、抹茶の定義を今後検討する国際標準化機構(ISO)に反映してもらうよう働きかけるとのことで、抹茶は、わらなどで覆って日光が当たらないようにして育てた茶葉(てん茶)を粉にして作る。光を遮ることで、香りやうまみが増すとされています。

現在の定義は、「てん茶を茶臼でひいて微粉末状にしたもの」としか定めていない状況ですが、新たな定義では「摘み取る前に2~3週間、光が当たらないように覆いをする」と栽培方法に加え、茶葉を高温の蒸気で熱する製法なども具体的に明記し、定義通りに作っていない場合は「粉末茶」に分類し、抹茶と区別するそうです。

参照:読売新聞