茶人「鈍翁」として有名な三井物産創業者・益田孝は、現在のミャンマー大使館周辺にあたる、品川区の御殿山に広大な邸宅を持っており、その邸宅にあった茶室のひとつに「応挙館」があります。
応挙館は、寛保2年(1742)に建てられ、建物の名前の由来は江戸時代の絵師・円山応挙が描いたとされる障壁画があることに由来しています。応挙館は京都の光悦会とともに二大茶会として知られる「大師会」にも使用されていました。
その後、昭和8年(1933)に東京国立博物館に寄贈され、現在に至ります。庭園は一般公開されていませんが、毎年春と秋に開放期間があり、ここで貴重な建物を拝見することができます。また、この期間以外にもボランティアによる「応挙館茶会」「庭園茶室ツアー」が月に1~2回程度実施されている他、茶会・句会等で利用することもできます。
開園日については春と秋です。今の期間は庭園を解放しているので、特に季節は紅葉が色づく秋がオススメです!
※開園期間
春の庭園開放:2017年3月14日(火)~4月16日(日) 10:00~16:00
秋の庭園開放:2016年10月25日(火)~12月4日(日) 10:00~16:00
茶室の使用は通年、施設管理者に申し込みを行えば、使用可能です。ご興味のある方は、ぜひお申し込みしてみてはいかがでしょうか?
(1)お問合せ |
電話またはフォームからお問い合わせください。 |
(2)ご案内・仮予約 |
ご希望日時での施設のご利用が可能かどうか、当館職員がご案内いたします。仮予約も承っております。 |
(3)お申込み |
仮予約の後、以下「建物等使用申込書」をファックスにてご送付ください。 |
(4)施設利用の承諾 |
「建物等使用申込書」を当館職員が受け取り、承諾した時点で、本予約となります。 |
(5)お支払い |
指定口座までご利用料金をお振込みください。 |
(6)利用料金 |
53,000(円/日) |
(7)ホームページ |
東京国立博物館 http://www.tnm.jp/ |