

サイト 本光寺
茶道講座 -ご挨拶-
本光寺では、平成20年9月から、文化活動の第二弾として茶道教室を開講させて頂いております。茶道は元来、禅僧が献茶の所作を発展させたものと言われており、仏教とは縁があるとされています。
今の日本に欠けているもの、人の心をもてなす気持ちや気配り・気遣いなどではありませんか。心の豊かさ・ゆとりを忘れてはいませんか。季節感を感じていますか。
茶道教室では、季節感を大切にして、「人をもてなす事の本質とは」を基本とし、亭主と客との一体感を体感することができます。
おいしいお茶をもって、客を招き、そして楽しみ、心を通い合わせることができます。
茶道には「一期一会」という言葉があります。これは「人との出会いを一生に一度のものと思い、相手に対し最善を尽くす」という意味の言葉です。
茶道教室ではこれら精神にのっとってお茶をたてる事を大切にしています。
心のゆとりを学びましょう。きっと皆さんの心を豊かにしてくれることでしょう。
見学もできますので、ご参加お待ちしています。
第三十五世住職 尾藤宏明 合掌
不白流と川上不白
本光寺の茶道教室の流派は表千家不白流です。流祖川上不白以来8世にわたり250年の歴史をもつ流派で、その伝統を現在に伝えています。
川上不白は、享保4年(1719年)、紀州藩水野家の家臣川上家の次男として和歌山県新宮市にて生まれました。16歳の時、表千家の中興の祖といわれる7世 如心斎のもとに入門。22歳の時、宗雪の茶号を受けました。31歳の時、真台子の伝授を受け、如心斎の命により千家の茶道を広めるために江戸へ赴き、文化4年(1807年)、90歳で没するまで如心斎に随身修行して得た茶を武家階級や町人階級に広めました。
川上不白は、東京都台東区の日蓮宗安立寺を菩提寺とする法華経信者でした。生まれ故郷の日蓮宗本廣寺には、不白が建立した「書写妙法蓮華経印塔」がたたずんでいます。また、京都で茶の湯を修行していた時期には、日蓮宗の本山本法寺の日詮上人とも親交があったとされます。その後、江戸大火で半焼した安立寺のため、総門を寄進するなど熱心な信仰を貫きました。
安立寺の本堂正面に掲げられる山号の扁額「常親山」は、不白の筆によるものです。「常親山」は、千葉県市川市の日蓮宗の大本山法華経寺開基の日常上人の1字をとったもので、法華経寺との深い縁が感じられます。
流派 |
表千家 不白流 清風会 |
---|---|
先生 |
如月庵笠原宗玲 |
開講日 |
毎月第1・3金曜日 |
時間 |
午前11時30分〜 |
コース |
入門コース(初心者) |
月謝 |
3,000円(月1回) |
体験 |
・費用は1,000円 |