茶道に関する書籍は読み物として楽しく学べる内容も多く、初心者の方やすでに茶道を嗜んでいる方など幅広く楽しんで読む事ができます。
今回は初心者におすすめの茶道の本を流派別にご紹介!わかりやすい本を読んで、茶道への理解をもっと深めて見てはいかがですか?
【表千家・裏千家共通】茶道の歴史
■日本人のこころの言葉 千利休
値段:1,320円
千利休が提唱した「わび茶」にをついて解説している本です。
利休が安土桃山時代に完成させたわび茶は、広義には千利休系統の茶道全体を指しますが、
それは即ち今の茶道の基礎を作ったと言えます。
茶道をした事がない方にも教養として読んでおいて損はない内容でしょう。
詳細はこちら■茶の本(岡倉天心)
値段:0円(kindle版)
明治期の思想家であり哲学者の岡倉天心(覚三)の茶道論です。
こちらの本は今からおよそ100年前に、ニューヨークのフォックス・ダフィールド社から出版されました。
茶道を通して、日本の思想や文化を欧米に紹介する目的で英語で書かれたものを逆輸入する形で日本語に翻訳して書かれました。
少し文章が多くて難解ですが、書いてある事に重みを感じます。
■宇治抹茶問屋4代目が教える お抹茶のすべて
茶道といえば抹茶ですよね♪
茶道に欠かせない抹茶は、いまや抹茶ラテをはじめとしたドリンクやアイスなどのスイーツにも広く使われ、
世界的にも「Matcha」として親しまれていますが、
本書は「茶道の歴史」と絡めながら日本茶の中でも抹茶に特化して抹茶の定義から、
南北朝時代の伝来から連綿と続く歴史、生産・加工法の展開、おいしい味わい方までを紹介しています。
詳細はこちら
【表千家】お点前紹介
■はじめての茶の湯
2018年に表千家第十五代お家元襲名の猶有斎宗左による、
表千家のけいこ・薄茶と濃茶のお点前・茶事の基本をビジュアルで紹介しています。
茶の湯をこれから習ってみようと思った方、
日々のお稽古の予習復習に役立てたい方にどうぞ!
また、男性の点前ものっているので、男性にもおすすめ。
■はじめて学ぶ水屋仕事 (お茶のおけいこ)
実際に客前、茶室内にあってする点前の準備のすべてを含む水屋仕事について、
心得から準備と後始末までを丁寧に解説しています。
■茶の湯 表千家 清流無間断
利休より受け継ぐわび茶のこころや、800年にわたる茶の歴史を学べます。
茶室のつくりや炭と灰、基本的な所作や風炉の点前、客の作法のほか、昨年の口切より使ってきた茶壺の茶葉も残り少なくなり、
その茶をいかに美味しくいただくか、季節の花や道具を取り合わせた「名残(なごり)の茶」を紹介しています。
詳細はこちら
【裏千家】お点前紹介
■裏千家 茶道ハンドブック
何処でも何時でも、茶道の所作を学び、確認でき、
分かりやすさにこだわった茶道入門書です。
茶道の基本の立ち居振舞いから薄茶点前風炉・炉・盆略点前まで分かりやすく説明します。
詳細はこちら■入門 割稽古・客の心得 (裏千家茶道 点前教則)
裏千家茶道のお点前の手順を写真で紹介しています。
オールカラーの見やすい誌面構成で、基本の所作を詳しくきめ細やかに紹介します。
「入門の心得」「割稽古」「盆略点前」「千歳盆点前」「客の心得」を収録しています。
詳細はこちら【その他】茶室、デザインなど
■外国人に茶道を伝える英会話例文集
日本の文化を体験したいと思う外国人観光客は年々増えています。
その中で茶道体験を希望する外国人旅行者も増えてきている中、
本書では東京のホテル、鎌倉のお寺、京都のお茶屋さんなど、具体例に則してダイアログ形式で指南してます。
抹茶やお菓子について、また簡単な茶道の歴史もまなべます。
詳細はこちら■茶室を感じる
「待庵」「如庵」「密庵席」をはじめ、総合芸術とも評される茶道の美意識が凝縮された11の名茶室を数寄屋大工棟梁と現代建築家が巡っています。
一般の方でもなかなか踏み入れる事ができない優美でシンプルな空間に身を置き、
かつての茶匠と同じ目線から茶室を感じた全記録。何百年という風雪に耐える数寄屋建築の美に迫ります。
詳細はこちら■Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2019年 11月号
カーサ ブルータスの11月最新号(2019/10時点)です。
今、アートやデザインの世界でも茶の湯がなにやら騒がしいです。
女優の石田ゆり子さんがお茶会に参加したり、デザイナーのトムサックスと共演するなど、
お茶をさらに美しく、かっこいい魅力を伝えてくれます。
海外でも愛される陶芸家のモダンな茶碗と小さな茶室はきになります♪
詳細はこちら