素晴らしい茶室や伝統文化が残る〜横浜本牧 三渓園〜

素晴らしい茶室や伝統文化が残る〜横浜本牧 三渓園〜
2016年10月9日 MELETY

皆さんは三渓園という場所をご存知でしょうか?実業家・原三渓が今から100年以上前に開園した広く自然の残る日本庭園です。園内に点在する臨春閣や旧燈明寺三重塔など10棟の建築物は国の重要文化財にも指定されている大変貴重なものばかりです。ここに茶室もあり、その趣たるや歴史を感じさせる素晴らしいものとなっています。建築物の技術がしっかり受け継がれている証拠と言えるでしょう。

「三溪園の魅力とは」

魅力的な見どころの紹介に入る前に、まずは三溪園の歴史的背景をご紹介させていただきます。
生糸の貿易で大きな成功を収めた原三溪が丹精込めて作り上げた日本庭園は、皆様をお迎えしています。

この庭園は内苑と外苑の2つのエリアに分かれており、1906年には外苑が無料で一般公開されました。
その後、関東大震災や第二次世界大戦による甚大な被害を受けましたが、1958年に見事に復興を遂げ、内苑も一般の方々に開放されることになりました。

園内には重要文化財に指定された10棟の建造物と横浜市指定有形文化財3棟を含む、合計17棟の歴史的な建物が美しく配置されています。

四季折々の草花や樹木が織りなす自然の風景と、歴史的建造物が見事に調和した景観をお楽しみいただけます。

広大な敷地は約175,000平方メートルにも及び、東京ドーム4つ分の広さを誇るため、快適な散策用の靴でお越しいただくことをおすすめいたします。

「カメラ好き必見!大池の絶景スポット」

最初の見どころは、三溪園の外苑エリアを彩る広大な水景「大池」をご紹介します。

正門をくぐってすぐに、心癒される水辺の風景が広がります。

都会の喧騒を忘れさせる静寂な空間には、風情ある和船が浮かび、背景には三重塔がそびえ立ちます。

インスタグラムなどのSNSでも人気の撮影スポットとなっています。

水面には可愛らしい鴨が泳ぎ、色鮮やかな鯉や甲羅干しを楽しむカメなど、たくさんの生き物たちに出会えます。

園内の雁ヶ音茶屋や三溪園茶寮では鯉のエサも販売しており、生き物たちとの触れ合いを楽しめます。

運が良ければ、優雅なアオサギの姿も観察できるかもしれません。

藤棚付近に設置されたベンチで、穏やかな水面を眺めながらゆっくりと休憩するのもおすすめです。

蓮と睡蓮の美しい庭園を楽しもう!

大池のそばには、華やかな蓮が咲き誇る庭園と優美な睡蓮が浮かぶ水面が広がっています。

三溪園は蓮の名所として知られる人気スポットなんです。

9月上旬になると、蓮の季節は終わりを迎えてしまいます。

7月上旬から8月下旬にかけて、淡いピンク色の蓮の花が庭園を彩ります。

蓮の花は庭園の創設者である原三溪が最も愛した花の一つと伝えられています。

蓮が見頃を迎える時期には、朝日とともに花を楽しむ特別観賞会が開催されます。

朝6時から入園できる貴重な機会となっています(開園時間は年によって7時からの場合もあります)。

睡蓮は5月上旬から9月中旬まで長期間にわたって観賞できます。

純白の睡蓮の花がたくさん咲いている様子は、まるで印象派の絵画のような美しさです。

花の見頃に合わせて訪れると、幻想的な景色との出会いが待っています。

優美な邸宅で味わう歴史空間「鶴翔閣」

三溪園には京都や鎌倉から移されてきた歴史的な建築物が点在しています(旧矢箆原家住宅を除き、外観のみの見学となります)。
蓮と睡蓮の池のあいだに建つ「鶴翔閣(かくしょうかく)」は、1902年に原三溪が自邸として建設した由緒ある建物です。
三溪園の建造物の中でもっとも規模が大きな建物として知られています。
この場所では、日本画の巨匠・横山大観をはじめとする芸術家たちが集う文化交流の場として栄えました。
現在の鶴翔閣は一般公開していませんが、結婚式や披露宴などの特別なイベントで利用できます(有料です)。
歴史と格式が息づく空間で、思い出に残るひとときを過ごせます。
三溪園はウェディングフォトの撮影スポットとしても人気があり、多くのカップルが記念撮影に訪れています。

園内には臨春閣、白雲邸、旧天瑞寺寿塔覆堂、月華殿など、重要文化財や市指定有形文化財が数多くあります。食事処も、三溪園茶寮であれば団子とお抹茶がいただけます。手焼きだんごは1本150円・200円で、純国内産の材料を100%使用。たれは全て自家製となっています。

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住所

〒231-0824
神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1

電話番号

045-621-0635

開館/閉館時間

9:00~17:00(最終入園 16:30)

休館日

12/29~12/31

入園料金

大人(中学生以上) 500円 (400円)
こども(小学生) 200円 (100円)

駐車場

乗用車 最初の2時間500円、以降30分毎100円
当日最大1000円
バス 駐車時間に制限なく、1利用につき1000円

アクセス

・「横浜駅」東口より横浜市営バス8・148系統「三渓園入口」下車徒歩5分
・JR京浜東北・根岸線「桜木町駅」より横浜市営バス8・148系統「三渓園入口」下車徒歩5分
・JR京浜東北・根岸線「根岸駅」より横浜市営バス58系統・99系統・101系統「本牧」下車徒10分